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ハヤテのごとく!が大好きな管理人の日常を描くブログです。
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エピローグ 剣の心得 ~愛~
朝。場所、剣豪の家リビング。
剣豪「朝か・・・」
僕はあの後、すぐにリビングに行って寝た。あの事の翌日だった。
剣豪「僕一人、か・・・さて、朝食作るか」
僕は朝食を作る事にした。だが、少し悲しかった・・・

その頃、闇の剣豪は・・・
闇の剣豪「失せろ」
チンピラ1「こ、こいつ強すぎる!」
チンピラ2「逃げろー!」
闇の剣豪「全く、何なんだ・・・」
闇の剣豪は東京内を放浪していた。そのせいかチンピラと戦う事が度々あってしまった。
???「苦労するな」
???「全くだ、大丈夫なのか?」
闇の剣豪「心配するな。シノブ、ナガレ」
闇の剣豪はあの後、シノブとナガレに会いに行き共に行動をしていた。
ナガレ「しかし、剣豪殿に会わなくていいのか?」
闇の剣豪「あいつは一人でやっていけるだろう」
シノブ「そうなのか?」
闇の剣豪「ああ、俺はあいつを信じてるさ」
ナガレ「昔と違うな、お前は」
シノブ「そうだな」
闇の剣豪「な、何だよ・・・その笑顔は」
シノブとナガレは笑顔で闇の剣豪を見つめていた。闇の剣豪は昔と違っていたからだ・・・

その頃、ネギま!の世界では・・・
ネギ「平和ですね・・・」
エヴァ「そうだな・・・」
茶々丸「そうですね・・・」
あの戦いからネギ先生達は平穏の日々を過ごしていた。
刹那「しかし剣豪さん一人残して良かったのでしょうか?」
木乃香「せっちゃん、どういう事なん?」
刹那「だって剣豪さんは感情を抑えて私達を元の世界に戻したんですよ?それをあのままにしておくのは・・・」
明日菜「確かにそうよね。剣豪さん、泣きそうだったもん」
あやか「そうでしたわね、何か思いつめた顔でしたわ・・・」
真名「まあ、あいつは一人でやっていけるだろう」
楓「拙者もそう思うでござるよ」
茶々丸「何故そう思えるんですか?」
真名「あいつに迷いが無かったからだ」
ネギ「迷い、ですか?」
楓「うむ、今の剣豪殿なら迷いがないでござる。だから一人でやっていけるのでござるよ」
あやか「なるほど・・・」
刹那「しかし、もう一度剣豪さんに会いたいです・・・」
どうやら皆感情は複雑だった・・・

剣豪「さて、何をしようか・・・」
僕は朝食を食べ終わって、何をするか考えていた。その時、
剣豪「チャイム・・・誰か来たのか?」
突然チャイム音がした。しかも連続で・・・
剣豪「誰だ一体・・・?」
僕は玄関に向かった。そして、
剣豪「どちら様?」
僕が玄関のドアを開けた瞬間!
???「おそーい!」
剣豪「うわっ!?」
突然女の子が僕に抱きついてきた。僕と女の子は倒れてしまった。
剣豪「痛て・・・あれ、千鶴子さん!?」
千鶴子「もう、何やってるの!?出るの遅すぎだよ!?」
剣豪「悪い、反省してる・・・」
千鶴子「もういいよ!久しぶりだね!」
剣豪「ああ、久しぶり」
僕は千鶴子さんを立たせてあげた。千鶴子さんと会うのはかなり久しぶりだった・・・
剣豪「何故僕の家に来たんだ?」
千鶴子「それはね・・・君の家に住もうとしたんだよ!」
剣豪「なっ、何だと!?」
僕は驚いた。唐突すぎたのは分かったが、何故僕の家に住もうとしてるんだ?
千鶴子「ねぇ、いいでしょ!?」
剣豪「まあ、そっちが良ければ・・・」
千鶴子「やったぁ!よろしくね、剣豪さん!」
千鶴子は僕の腕を組んだ。何なんだ一体・・・
剣豪「ああ、よろしくな」
僕は千鶴子さんの腕を組んだまま、リビングに向かった・・・
剣豪「しかし、何故僕の家に住もうとしたんだ?」
千鶴子「え?それはね・・・」
千鶴子は急に照れ始めた。何かおかしい気がした・・・
剣豪「それは?」
千鶴子「君の事が・・・好きだからだよ!」
剣豪「ああ、なるほど・・・って、なに!?」
また唐突すぎた。いい加減にしてくれ・・・
千鶴子「こんな理由じゃ・・・ダメかな?」
剣豪「いや、ダメではないが・・・嬉しいよ」
千鶴子「そう、良かった!」
まあ、悪い気はしなかった。千鶴子がこんな事言うなんて、思ってなかったからだ・・・
こうして僕と千鶴子は、同居生活を始めた・・・

エピローグ ~完~
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最終章 現実界を救った英雄達 ~絆~
夜。場所、剣豪の家の前。
剣豪「全員集まったな」
闇の剣豪「そうだな」
零「ああ」
あやか「そうですわね」
ネギ「・・・」
明日菜「ネギ、どうしたの?」
ネギ「剣豪さん・・・ミストラルさんが死んだって話、本当なんですか?」
剣豪「ああ、残念ながらあいつは死んでしまった」
僕達は脱出した後、僕の家の前に全員を集めた。そして管理室で何があったか、他の所で何があったのかを、報告した・・・
明日菜「しかし、何で死のうとしたのよ?」
闇の剣豪「どうやら剣豪を助けようとしていたな」
木乃香「剣豪さんを?」
剣豪「言ってたな。僕の事が心配になって来た、ってな」
真名「なるほど」
武鍍「しかし、こちらはフェイトが死んでしまいました」
楓「こちらではジン殿が・・・」
剣豪「フェイトとジンが死んだのか・・・こっちは未来を逃がしてしまった」
そう、戦艦でフェイトとジンは死んでしまったが、未来だけは生き残ったのだ。未来は僕の姿そのもの、倒してしまったら僕自体が消えてしまうからだ・・・
エヴァ「しかし、あいつは逃げれたのは・・・凄かったな」
茶々丸「そうですね、凄い生命力ですよ」
葵「でも未来さんは何処に逃げたんですか?」
闇の剣豪「多分だが・・・奴の本来の世界に戻ったと思うんだが」
ネギ「本来の世界、ですか?」
闇の剣豪「簡単に言えば、未来の世界だな」
あやか「なるほど、それでしたら話が速いですわ」
剣豪「ああ、あいつは本来の世界に戻って傷を治してるんだ」
零「なるほど・・・悪いが剣豪、そろそろこいつらを元の世界に戻してくれないか?」
剣豪「そうだな、闇の剣豪。お前はどうするんだ?」
闇の剣豪「俺か?しばらくは放浪だな、一人になりたいんだ」
剣豪「そうか、また会えるのか?」
闇の剣豪「さあな、まあお前が危機に陥ったら助けに行くぞ」
剣豪「それは助かるよ」
闇の剣豪「お前に死なれては困るからな、では・・・」
闇の剣豪はお辞儀して、去っていった・・・
あやか「いい人、でしたわね・・・」
明日菜「そうね・・・」
木乃香「そうやな」
刹那「ええ」
剣豪「さて、次は零達だが・・・どうするんだ?」
零「俺と葵は住む場所を探してくる」
葵「そう決めていたので」
剣豪「そうか、武鍍達はどうするんだ?」
武鍍「私は・・・ここでお別れですね」
社「俺もだ」
ネギ「どういう事ですか?」
武鍍「私達は仕事があるので」
社「そっちに集中したいと思ってな」
剣豪「なるほど・・・もう会えなくなるのか?」
武鍍「残念ながら、そうなりますね」
社「ああ、悪いな」
葵「そろそろ行きましょうか?」
零「そうだな、剣豪。また今度な」
剣豪「ああ、またな・・・」
零、葵、武鍍、社はお辞儀をして、去っていった・・・
剣豪「さて、後は貴方達だけですか・・・」
刹那「・・・」
木乃香「せっちゃん、どうかしたん?」
エヴァ「刹那、どうした?」
刹那「いえ、何でもありません」
剣豪「さて、準備はいいですか?」
ネギ「いいですよ」
あやか「いいですわよ」
明日菜「いいわよ」
真名「構わないよ」
楓「構わないでござるよ」
エヴァ「いいぞ」
茶々丸「構いませんよ」
木乃香「ええよ」
刹那「いいですよ」
剣豪「よし、ではやるぞ」
僕は光を出し、ネギ先生達を元の世界に戻した。
剣豪「さて、家に戻るか」
しかし僕は一つ気付いた。
剣豪「僕一人になるのか、寂しいな・・・」
そう、ミストラルがいなくなったので僕の家には僕一人になってしまったのだ。
剣豪「まあいい、一人で頑張るか」
僕は感情を抑え、家に戻った・・・

最終章 ~終~
第十六章 孤高の闇の剣士 ~救出~
夜。戦艦クロスレジェンディア管理室。
剣豪VS闇の剣豪
闇の剣豪「おい、もう終わりか?」
剣豪「くそっ・・・まだだ!」
僕は管理室で闇の剣豪と戦っていた。だが闇の剣豪は強くなっていた。あの時よりずっと・・・
闇の剣豪「俺を止めたいのなら、全力でこないと意味が無いぞ」
剣豪「分かっている!」
僕は焦っていた。時間が無いのは分かっていたが、闇の剣豪がここまで強いとは知らなかったからだ・・・
剣豪「決める・・・奥義、氷結斬!」
僕は闇の剣豪に斬りつけた。だが、
闇の剣豪「甘い、焦りは禁物だぞ?」
剣豪「しまった!」
奥義が防御されてしまった。次の瞬間!
闇の剣豪「朽ち果てろ・・・奥義、暗黒双龍波!」
闇の剣豪は僕に斬りつけた。暗黒が僕を包み込み、壁に当たってしまった・・・
剣豪「くそっ・・・強すぎる・・・」
僕は耐え切ったが、立てる気力が無かった。
闇の剣豪「決まったな、速く脱出しろ」
剣豪「まだだ、まだ僕は戦える・・・」
闇の剣豪「無理をするな、勝負はもう決まったんだ」
剣豪「勝手に決めるな!僕はまだ戦える・・・!」
闇の剣豪「そうか・・・ならば消えろ」
闇の剣豪は構えた。次の攻撃が命中すれば僕は死ぬ・・・その時だった。
ミストラル「剣豪さん!」
剣豪「ミストラル!?」
闇の剣豪「追ってきたのか・・・」
そこにやってきたのは、ミストラルだった。
剣豪「何故追ってきた!?」
ミストラル「剣豪さんが心配に決まってるでしょう!」
闇の剣豪「おい、女・・・速く剣豪を連れて脱出しろ」
ミストラル「嫌です、私が残ります」
剣豪「何だって!?」
闇の剣豪「女、冗談は程々にしろよ・・・」
ミストラル「冗談ではありません、本気です」
ミストラルは本気だった。自分だけ死のうと考えていたからだ・・・
刹那「剣豪さん!」
剣豪「刹那!」
闇の剣豪「またかよ・・・くそっ」
刹那がやってきた。だが状況は悪化する方向になってしまった・・・
剣豪「刹那、ミストラルが自分だけここに残ろうとしてるんだ」
刹那「何ですって!?」
ミストラル「止めないでくださいね、私は本気なんですから」
闇の剣豪「気が変わった、俺は退くぞ」
闇の剣豪は僕達の方に向かってきた。
ミストラル「後は任せてください」
闇の剣豪「ああ、任せるよ」
剣豪「おい!ミストラル!」
ミストラル「さようなら、剣豪さん・・・」
闇の剣豪「おい、行くぞ」
刹那「剣豪さん・・・」
剣豪「・・・」
僕はその場を動かなかった。今の状況を理解できていなかったからだ・・・
闇の剣豪「全く・・・よっと!」
剣豪「うわっ!」
闇の剣豪は僕を担いだ。
剣豪「何をする!」
闇の剣豪「脱出するんだよ、行くぞ!」
刹那「は、はい!」
僕達は管理室から出てしまった。ミストラルを残して・・・

戦艦クロスレジェンディア中央付近。
闇の剣豪「ここまで来れば大丈夫だな」
刹那「そうですね」
剣豪「おい、そろそろ降ろしてくれないか?」
闇の剣豪「ああ、そうだったな」
闇の剣豪は僕を降ろした。
剣豪「くそっ、ミストラル・・・」
刹那「剣豪さん、元気出してください・・・」
闇の剣豪「今は目の前を見ろ。そうしないと死ぬぞ」
剣豪「ああ、分かった・・・」
闇の剣豪の言うとおりだった。戦艦は今にも墜落しそうになっていた。
刹那「しかし、どうやって脱出するんですか?」
剣豪「そうだよ、どうするんだ?」
闇の剣豪「俺の力を使う」
剣豪「そうだったな、お前がネギ先生達を連れてきたんだよな」
刹那「では、お願いします」
闇の剣豪「ああ、任せろ」
闇の剣豪は光を出し、脱出をした。
その後戦艦の砲撃は止められ、爆破した。
東京の危機は救えたが、ミストラルが死んでしまった・・・

第十六章 ~終~
第十五章 洗脳された者達の最期 ~武士~
夜。戦艦クロスレジェンディア甲板。
武鍍「くっ、まずいですね・・・」
社「ここまで力があったとは・・・」
葵「もう無理ですよ・・・」
フェイト「うおおーっ!」
木乃香「あ、明日菜・・・」
明日菜「私達、ここで終わりなの・・・?」
フェイトの暴走の力で武鍍達は窮地にたたされていた。その時、
未来「フェイト・・・」
フェイト「この声は・・・未来か!?」
フェイトは突然慌て始めた。
武鍍「チャンスです・・・奥義、氷焔斬!」
武鍍はフェイトに斬りつけた。フェイトは防御せず、直撃した。
フェイト「ぐあっ!」
フェイトはその場に倒れこんだ。
社「何で防御しなかったんだ?」
葵「未来の声が聞こえたどうとかで慌てましたよね・・・」
武鍍「そうみたいですね・・・」
社、葵、武鍍はフェイトが何故防御しなかったかで疑問を抱いていた。
明日菜「木乃香、今のうちに治療して!」
木乃香「分かった!」
木乃香は皆の治療を始めた。その時、
フェイト「お、俺は一体何をしていたんだ・・・?」
フェイトは起き上がった。だが様子がおかしかった・・・
武鍍「フェイト、ですよね?」
フェイト「ああ、そうだが・・・お前、武鍍なのか!?」
武鍍「え、ええ・・・」
明日菜「ねぇ、あの人・・・様子がおかしくない?」
木乃香「言われてみればそうやな・・・」
社「二人の言うとおりだ、何か変だ・・・」
葵「そうですね・・・」
全員戸惑い始めた。武鍍達はともかく、フェイトまで戸惑ったからだ・・・
武鍍「フェイト、貴方まさか・・・洗脳されてたんですか?」
フェイト「洗脳・・・されてた気がするな」
明日菜「洗脳って、え~と・・・」
社「他の人がその人を操る事だ」
葵「つまりフェイトは何者かによって洗脳された、という事ですね」
木乃香「なるほど~、でもそうやったら何で洗脳が解除されたん?」
武鍍「それは・・・」
フェイト「未来の声が聞こえたからだ」
明日菜「未来って、確か剣豪さんの姿の人だよね?」
フェイト「ああ、その後正気に戻れたんだが・・・」
武鍍「それなら分かりやすいですね」
社「そうだな」
葵「それで、これからどうするんですか?」
明日菜「木乃香、治療は終わったの?」
木乃香「もう終わっとるよ」
フェイト「悪いが一つ頼みがある」
武鍍「何ですか?」
フェイト「俺を殺して欲しい・・・」
社「何だって!?」
葵、明日菜「何ですって!?」
フェイトの頼みで3人は驚いた。だが武鍍は冷静に答えた。
武鍍「何故殺して欲しいんですか?」
フェイト「操られてお前達を傷つけてしまったんだ、殺された方が俺の気が済む・・・」
武鍍「・・・分かりました、殺してあげましょう」
木乃香「許してあげることできひん?」
武鍍「許したとしてもフェイトの気が治まらないでしょう」
フェイト「武鍍の言うとおりだ、さっさとやってくれ」
武鍍「分かりました」
武鍍は構えた。フェイトは剣を捨て、無防備になった。
フェイト「未来、悪いが先にあの世に行くぞ・・・」
武鍍「では、いきます」
武鍍はフェイトに斬りつけた。フェイトは姿を消した・・・
明日菜「可哀想な気がするわね・・・」
社「ああ・・・」
葵「ええ・・・」
木乃香「うん・・・」
武鍍「フェイトなりの気遣いでしょう」
武鍍は冷静だった。だが、少し悲しい表情をしていた。
明日菜「これからどうするの?」
武鍍「奥に行くしかないような・・・」
木乃香「ほないこか?」
社「そうだな」
葵「待ってください、奥から誰かが・・・」
葵が何かに気付いた。その時、
零「いた!おーい!」
武鍍「あれは・・・零!」
明日菜「他の皆もいるわよ!」
零達が来てくれた。だが焦っていた・・・
社「無事だったのか!」
真名「ああ・・・」
楓「だが今は急いだ方がいいでござるよ」
木乃香「何かあったん?」
エヴァ「今の状況を報告するぞ」
エヴァが5人に現状報告をした。同時に武鍍が現状報告をした。
葵「では剣豪さんは一人で奥に?」
茶々丸「いえ、後はミストラルさんと刹那さんが奥に行ってしまいました」
武鍍「まずいですね・・・剣豪さんは何か言ってましたか?」
あやか「先に脱出していろ、との事ですわ」
ネギ「とりあえずこれで脱出するメンバーが揃いましたね」
社「おい、剣豪達はどうするんだ?」
あやか「後で脱出すると思いますわ」
葵「聞いてないんですか!?」
エヴァ「ああ、勝手に奥に行ったからな」
明日菜「勝手にって、どうして止めなかったの!?」
ネギ「止める雰囲気じゃなかったんですよ」
木乃香「せっちゃん、大丈夫なんやろうか・・・」
零「とにかく!今はこの戦艦から脱出するぞ!」
零の一言で、全員脱出の準備をした。
武鍍「零、後は任せてください」
零「分かった」
武鍍「では、いきますよ!」
武鍍は光を出し、皆を脱出させた。
後は、管理室の剣豪達だけになった・・・

第十五章 ~終~
第十四章 奈落の底力 ~沈黙~
夜。戦艦クロスレジェンディア中央付近。
ジン「・・・」
真名「まずいな・・・」
楓「そうでござるな・・・」
刹那「まだ力があったとは・・・」
ジンが本気を出した後、3人は簡単にやられてしまった。
ジン「さて、殺しますか・・・」
ジンは3人の所に近づいた。だが、
未来「ジン・・・正気に戻ってください・・・」
ジン「!?」
ジンは立ち止まった。未来の声が聞こえたからだ・・・
刹那「止まった・・・?」
楓「チャンスでござる・・・」
真名「任せろ・・・!」
真名は銃を撃った。銃はジンに命中した。
ジン「きゃっ・・・」
ジンはその場に倒れこんだ。
刹那「今、当たったよな・・・?」
楓「確かに当たったでござるが・・・」
真名「何故避けなかったんだ?」
3人は疑問に思っていた。今のジンなら銃をかわしていたと思っていたからだ・・・その時、
零「皆!」
ミストラル「大丈夫ですか!?」
エヴァ「無事か!?」
そこに現れたのは、零達だった。
楓「零殿!」
刹那「皆さん!」
真名「助けに来たのか」
あやか「あそこに倒れているのは誰なんですか?」
刹那「ジン、という人ですが・・・」
ネギ「未来さんの仲間だと思います」
茶々丸「私もそう思います」
零達はジンが未来の仲間だと思った。だが、
ジン「わ、私は一体何を・・・」
ジンは起き上がり、意味不明なことを言い始めた・・・
刹那「どうしたのでしょうか?」
零「まさか・・・」
楓「零殿、どうしたでござるか?」
零「いや、俺の推測なんだが・・・ジンは洗脳されてたんだと思うんだが」
真名「どういう事だ?」
零「簡単に言えば・・・未来達は誰かに操られていたって事だ」
ジン「その人の言うとおりです・・・」
皆「ええっ!?」
零とジンの一言で皆が驚いた。未来、ジン、フェイトは誰かに操られていたのだ・・・
ジン「頼みがあるのですが、良いでしょうか?」
ミストラル「何ですか?」
ジン「私を倒してください・・・」
零「いいのか?」
ジン「ええ、悔いは無いのですので・・・」
真名「分かった」
刹那「真名、やれるのか?」
真名「ああ」
真名は銃を構えた。
ジン「未来、先にあの世にいきますね・・・」
真名「・・・」
真名は銃を撃った。銃はジンに命中し、ジンは姿を消した・・・
あやか「可哀想でしたわね・・・」
ネギ「ええ・・・」
エヴァ「あいつは洗脳されて悪い事をしてしまったんだ。悔いは無いのだろう」
茶々丸「そうですね」
零「時間が無い、行くぞ」
刹那「何故急ぐんですか?」
零「簡単に説明するぞ・・・」
零は3人に現状報告をした。
刹那「そんな事が・・・」
楓「では剣豪殿は一人で闇の剣豪殿を止めに?」
零「ああ」
真名「そうか・・・」
ミストラル「私・・・剣豪さんの所に行きます!」
零「待て!死ぬ気か!?」
ミストラル「そうですよ、では!」
ミストラルは奥に向かってしまった。その時、
刹那「私も行きます!」
刹那も奥に向かってしまった。厄介になったな・・・
零「おい!参ったな・・・」
ネギ「追いかけますか?」
零「いや、追いかけたら他の皆に現状報告が出来なくなる。今は他の皆の所に向かおう」
茶々丸「分かりました」
零「楓さん、真名さん、動けるか?」
楓「拙者は大丈夫でござるよ」
真名「問題無い」
零「じゃあ、行くぞ!」
零達は戦艦の甲板に向かって走り出した。

戦艦クロスレジェンディア管理室。
闇の剣豪「ここをこうすれば・・・あと少しだな」
闇の剣豪は管理室で砲撃を止めていた。その時、
剣豪「おい!闇の剣豪!」
そこに僕がやってきた。
闇の剣豪「剣豪、お前・・・何故脱出してないんだ!?」
剣豪「あのな!お前を死なせるわけにはいかないんだよ!」
闇の剣豪「そこまで言うか・・・ならば、一戦やれ。お前が勝ったら一緒に脱出してやる。だがお前が負けたら、俺はここで死ぬ」
剣豪「いいだろう・・・覚悟しろよ」
お互い剣を抜き、構えた。
闇の剣豪「あの時以来だな・・・」
剣豪「ああ・・・」
そう、僕と闇の剣豪の戦いは・・・あの六本木の戦い以来だったからだ。
闇の剣豪「いくぞ!」
剣豪「来い!」
戦艦の管理室での、激しい戦いが始まった・・・

第十四章 ~終~
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