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ハヤテのごとく!が大好きな管理人の日常を描くブログです。
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第六章 麻帆良学園 ~魔法~
剣豪「やはり広いな、ここの学園は」
ネギ「そうですよね、僕は三日で覚えましたが」
剣豪「凄いな、さすが先生だな」
僕はネギ先生に学校を案内してもらっている。正直頼んで正解だった。何故なら、また迷うかもしれなかったからだ・・・
剣豪「ネギ先生、屋上に案内してくれないか?」
ネギ「分かりました。こちらですよ」
僕とネギ先生は屋上に向かいしました。そして、
ネギ「着きましたよ」
剣豪「ここが屋上か。ありがとよ、ネギ先生」
ネギ「いえ、僕はこれから授業があるので失礼しますね」
剣豪「分かった、勉強頑張れよ」
ネギ「はい!」
ネギ先生はそう返事をして、屋上を出て行った。
剣豪「さて、ここにいればあの人がいるはずなんだが・・・」
僕は屋上を歩こうとした。その時、
???「おい、そこのお前」
突然声がきこえた。
剣豪「探す手間が省けたな。初めまして、エヴァンジェリンさん」
エヴァ「ほぅ、私の名前を知っているのか。ぼーやの名前は?」
剣豪「僕は剣豪。それとぼーやって呼ぶな。これでも16歳だが」
エヴァ「16か・・・フフッ、年頃じゃないか、貴様」
剣豪「年頃って、あのな」
考えてみれば確かにそうだ。16歳は年頃だが、まさかな。
エヴァ「貴様、私と一つ組み手をしてみないか?」
剣豪「待て、それは本気で言っているのか?」
エヴァ「ああ、本気だ。少々興味深いからな、貴様の事が」
剣豪「それは光栄だな。分かった、やってやるよ」
エヴァ「では、構えろ」
剣豪「ああ」
お互い構えた。しかしこれは絶対負けるな。何故なら・・・格が違うからだ。
エヴァ「では・・・いくぞ!」
剣豪「こい!」
戦闘開始。まずお互い様子をみた。
剣豪・エヴァ「・・・」
動く気配なし。これは僕の戦い方の一つでもある。他にもあるが、今は冷静になってこの戦い方にした。
エヴァ「こないならこちらからいくぞ!」
剣豪「何とか防御しないと・・・」
エヴァが先にしかけてきた。僕は防御しようとしたが、
剣豪「ここか!」
エヴァ「!防いだか」
エヴァの右足の蹴りを防ぐ事ができた。今のは分かっていたのかもしれなかった。
剣豪「くっ・・・うおぉーーっ!!」
エヴァ「何!?」
突然僕は叫びカウンターをしかけた。右腕がエヴァに命中しエヴァは少し後退した。
エヴァ「何だ、今の奴の一撃は・・・」
どうやらエヴァは予想外だと思っている。それもそうだ。何故なら今の僕は、
剣豪「よし、こんなもんだろ」
黒い髪と黒い瞳が変化し、青い髪と青い瞳に変化した。
エヴァ「何なんだ!その姿は!?」
剣豪「悪いな、これは僕の本気の姿なんだ」
そう、この姿は架空の世界だから使えるようになったんだ。しかしこの姿は現実では使えない。理由は、現実と架空の差だ。
剣豪「次はこちらからいくぞ!」
僕はエヴァに向かってダッシュし、攻撃をしかけた。
エヴァ「速い!」
剣豪「くらえ!」
右手からくりだされたパンチはエヴァに命中したが、防御された。
エヴァ「くっ・・・中々やるな、貴様」
剣豪「まあな、こういう戦いは慣れてるんだ」
エヴァ「そうか、だがこれでとどめだ」
剣豪「何、うわっ!」
エヴァの鋭い一撃が命中し、僕は倒れてしまった。
剣豪「痛て、参った・・・」
エヴァ「何だ、もう降参か?」
剣豪「ああ・・・」
髪と瞳は元の色に戻り、僕は生き絶えていた。
エヴァ「ん?血が出てないか?」
剣豪「これぐらいだったら大丈夫だ」
エヴァ「いや、見せてみろ」
剣豪「あ、ああ」
僕の右腕から血が少し出ていた。これぐらいだったら大丈夫なのに・・・
エヴァ「いい血だな・・・んっ」
剣豪「あの、エヴァさん・・・」
エヴァ「安心しろ、血を吸うだけだ」
剣豪「あまり吸いすぎるなよ」
エヴァ「何だ、逃げないのか?」
剣豪「このケガで逃げれる訳ないだろ」
エヴァ「そうか・・・」
剣豪「どうした?」
エヴァ「いや、何でもない」
そう言った後エヴァは血を吸い始めた。しかし何か気持ちよかった・・・そして数分後、
エヴァ「もういいぞ。吸わしてくれて感謝する」
剣豪「気にするな、吸いたいならいつでも言ってきてもいいぞ」
エヴァ「分かった、恩にきるよ」
そう言った後、僕は立ち上がった。
剣豪「さて、これからどうすればいいのか・・・」
確かにそうだ。これから何をすればいいか考えてなかったからだ。その時エヴァが、
エヴァ「一つ聞くが、確か貴様ここの学園あまり知らないよな?」
剣豪「ああ、そうだが」
エヴァ「それだったら私が案内してやろうか?」
剣豪「いいのか?」
エヴァ「ああ、暇つぶしになるからな」
剣豪「ありがとよ」
エヴァ「気にするな」
予想外だった。まさかこんな展開のなるとは、思ってなかったからだ。しかし一つ疑問が、
剣豪「ん?ちょっと待て、まさかこのままで案内するのか?」
エヴァ「どういう事だ?」
剣豪「考えてみろ、今このまま学園を案内してたら一般生徒に何か勘違いされるだろ」
エヴァ「確かにそうだな・・・じゃあこの姿で」
突然エヴァは何か呪文をかけ始めた。そして、
剣豪「そ、その格好は!?」
エヴァ「ああ、これは幻術だ」
僕は驚いた。単行本でも見たが、エヴァが大人の姿になった。いくら幻術とはいえ、惚れそうになった。
エヴァ「これなら問題ないだろ?」
剣豪「あ、ああ・・・」
エヴァ「どうした?まさか、惚れたのか?」
剣豪「まあ、そうだな」
僕は少し照れながら返事をした。
エヴァ「そうか、素直だな。貴様は」
剣豪「まあな」
エヴァ「じゃあ、行こうか」
剣豪「ああ、よろしく頼むよ」
僕とエヴァは屋上を出て、学園内に戻った。

第六章 ~終~
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