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ハヤテのごとく!が大好きな管理人の日常を描くブログです。
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第十章 異なる世界の行方 ~歪み~
3-A全員は教室に戻ったが、僕は戻らなかった。理由は、
剣豪「ネギ先生、僕はしばらく学園内を歩きまわるぞ」
ネギ「何故ですか?」
剣豪「少し気になる事があってな」
ネギ「分かりました、気をつけてくださいね」
剣豪「心遣いに感謝する」
という訳だ。さっき感じた怪しい気配の事で探索する事にしたんだ。
剣豪「さて、適当に行ってみるか」
とりあえず僕は適当に探索を始めた。1時間程度探索したのだが、
剣豪「あの気配・・・やはり気のせいだったのか?」
成果は無しだった。本当にあの気配は気のせいだったのだろうか・・・
剣豪「成果無し、か。戻るか」
戻ろうとした時、何か音がした。
剣豪「足音・・・まさか!」
後ろを振り向いた時、謎の男がこっちに向かって歩いてきた。
謎の男「ようやく見つけたぞ・・・」
剣豪「それはこっちの台詞だ。姿を見せたらどうなんだ?」
謎の男「いいだろう、この姿を見て悔やむが良い」
謎の男は少し近づき、マントを捨て姿を見せた。だが、
剣豪「なっ・・・!?」
その姿は僕そのものだった。予想外な事に僕は唖然した。
謎の男「名前、言った方が良いか?」
剣豪「言え」
謎の男「分かった、俺の名は・・・闇の剣豪だ」
剣豪「闇、だと・・・」
闇の剣豪「そうだ。簡単に言えば貴様の闇の部分だ」
驚いた。まさかもう一人の自分が出てくるとは、予想外だったからだ。
剣豪「それで、何しに来た?用件によっては容赦しないぞ」
闇の剣豪「簡単な事だ。今貴様を殺すのだからな」
剣豪「そうか。あの時のようにはいかないぞ」
闇の剣豪「そうか、ならば!」
闇の剣豪は僕に攻撃してきた。しかし、
剣豪「よっと」
闇の剣豪「なっ、かわしただと!?」
僕はかろうじて攻撃をかわした。あの時の僕と違うのだから・・・
闇の剣豪「前より格段に強くなってるな」
剣豪「それはどうも。今度は返り討ちにしてやるよ」
闇の剣豪「ふん、言ってろ!」
お互い攻撃しようとした、その時だった!
剣豪「何だ!?」
突然学園内が揺れ始めた
闇の剣豪「地震か!?」
数分揺れたが、収まった。どうやら地震だったようだ。
闇の剣豪「大丈夫か?」
剣豪「何故気遣う?」
闇の剣豪「勝負はフェアでやりたい主義なんだよ」
剣豪「妙な主義だな」
少し驚いた。どうやらこいつは意外と紳士らしい事を言ってくれるようだ。
闇の剣豪「さぁ、勝負を再開しようじゃないか」
剣豪「分かった・・・うわっ!?」
また揺れ始めた。頻繁だが、この揺れはおかしかった。そして、
剣豪「収まったか・・・」
闇の剣豪「厄介だな、退くぞ」
剣豪「逃げるのか!?」
闇の剣豪「逃げはしない、すぐ現れると思う」
そう言うと、闇の剣豪は姿を消した。騒動はあまり起きなかった。
剣豪「戻ろう、皆が心配してると思う」
僕は3-Aの教室に戻ろうと、走っていった。

その頃、別の場所では・・・
女(その1)「やっと着いたか」
女(その2)「そのようだな」
女(その1)「速く剣豪殿を探そう」
女(その2)「そうだな」
歪みのせいで新たな者が来てしまったのは、気付いていなかった・・・

第十章 ~終~
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