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ハヤテのごとく!が大好きな管理人の日常を描くブログです。
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第十一章 流れた血の過去 ~兄弟~
闇の剣豪「剣豪、零・・・お前達には言ってなかったんだが、実はお前達は兄弟なんだ」
剣豪「零と僕が兄弟!?」
零「どういう事だ!?」
あやか「説明してくれませんか?」
闇の剣豪「数十年前、俺はある街を襲撃したんだ・・・」

十数年前。場所、とある街。
闇の剣豪「ここの街の自警団は弱いな・・・ん?」
剣豪・零「・・・」
闇の剣豪「子供か。この二人、似てるな・・・」
剣豪「お前・・・何でこの街を襲ったんだ?」
闇の剣豪「そうだな・・・気まぐれだな」
零「気まぐれで何故襲ったんだ?」
闇の剣豪「そいつは人の勝手だろ。おいお前」
剣豪「僕の事か?」
闇の剣豪「ああ、これを飲め。飲めば新たな力を手に入ることができるぞ」
剣豪「あ、ああ・・・!?」
零「剣豪!?」
剣豪「な、何だ・・・この力は・・・」
闇の剣豪「どうやら発作が始まったようだな。貴様には来てもらおうか」
零「おい、剣豪をどうするんだ?」
闇の剣豪「血の発作が始まった、今のあいつに構ったら死ぬかもしれない・・・」
零「何だと・・・あのままにしておくのか!?」
闇の剣豪「いずれ倒れる。その間、貴様には別の血をあたえる・・・」
零「別の血、だと?」
闇の剣豪「ああ、いくぞ・・・」

闇の剣豪「それから俺は零を闇の世界に連れて行き、紅き血を飲ませた。剣豪には蒼き血を飲ませておいたんだが・・・戻ってきた時、剣豪はいなくなっていた」
剣豪「ちょっと待て、そんな事僕覚えてないぞ」
零「俺もだ、まさか記憶を消したのか?」
闇の剣豪「ああ、多分血の効果だと思うな」
エヴァ「血の効果、だと?」
闇の剣豪「正確に言えば、血の副作用だな」
剣豪「だから昔の事覚えてないのか・・・」
零「最悪だな・・・」
闇の剣豪「まあ、兄弟なのは事実だ」
剣豪「そうか・・・」
零「剣豪と俺が、兄弟・・・」
ネギ「何か、信じられない話ですね」
茶々丸「そうですね・・・」
未来「闇、そろそろやりませんか?」
闇の剣豪「待て、俺はお前とやりたくない」
未来「何故ですか?」
闇の剣豪「今のお前とやりたくないんだ。剣豪と零を相手しろ」
未来「あの二人とですか?勝負はみえていますよ」
闇の剣豪「それはどうだろうな・・・」
未来「?」
未来は疑問を抱いた。剣豪と零は負傷しているのに、何故戦わなければいかないと、思ったからだ・・・
剣豪「零、これを・・・」
僕は零にある物を渡した。
零「何だこれは?」
剣豪「僕の血だ」
零「何だと!?これを飲めと言いたいのか!?」
剣豪「ああ、そうすればお前に新たな力がつくだろう・・・」
零は僕の血を一気に飲んだ。すると、
零「・・・!?」
零の体が震え始めた。
エヴァ「おい、どうした!?」
ネギ「零さん!?」
茶々丸「零さんのエネルギー、急上昇・・・」
あやか「どうなっているんですか!?」
闇の剣豪「発作か?」
剣豪「そうみたいだな・・・」
零「何だ、力が・・・みなぎってくる・・・」
突然零の紅き髪と紅き目が蒼き髪と蒼き目に変化した。それは、僕と同じ姿だった・・・
零「何故、剣豪と同じ姿に・・・?」
剣豪「簡単だ、お前は混血だからだ」
僕は蒼き剣士になって、零に問いかけた。
零「混血、だと?」
あやか「剣豪さん、混血とは一体・・・?」
剣豪「説明するか」
混血・・・それは男女が異なる間に子供が生まれる事。しかし零の場合は特別だった、零は僕の血を飲んで姿を変えたからだ。
剣豪「こんな感じだな」
エヴァ「分かりやすい説明だな」
茶々丸「そうですね」
ネギ「剣豪さんは混血ではないんですか?」
剣豪「僕は普通の人間だ。混血ではない」
零「なるほど・・・」
闇の剣豪「だから姿を変える事が出来たのか」
未来「混血は存在しないはずなのに、何故・・・」
未来は困惑していた。混血が存在しない事を思っていたから今の出来事に戸惑っていたのだ・・・
剣豪「零、いけるか?」
零「ああ・・・」
あやか「剣豪さん、どうする気何ですか?」
剣豪「零と協力して未来を倒す」
闇の剣豪「おい、それはいくら何でも無理があるぞ。零はたった今姿を変えたばかりなんだぞ。無理に戦わせたら何が起こるか分からないんだぞ」
エヴァ「こいつの言うとおりだ、無理をさせると死ぬかもしれないぞ」
ネギ「そうですよ!無理をすると二人とも死ぬかもしれないんですよ!?」
茶々丸「今は私達に戦わせてくれませんか?」
剣豪「それは無理だな、僕は零を信じている・・・」
零「剣豪・・・」
未来「やるのですか?愚かな混血の者が・・・」
剣豪「零を侮辱するな、いくら未来の僕でも許さないぞ」
零「混血だからと言ってバカにするな」
未来「いい覚悟ですね」
未来は構えた。その目は本気だった・・・
剣豪「零、上手くやれよ」
零「分かった」
僕は剣を戻し、零は構えた。
闇の剣豪「お前達は下がっていろ、あの2人の所に行ったら確実に死ぬぞ」
あやか「分かりましたわ」
ネギ「分かりました」
エヴァ「分かった」
茶々丸「分かりました・・・」
闇の剣豪は4人を後ろに下がらせた、そして・・・
剣豪「はあっ!」
僕は手のひらを集中し、氷を出した。
未来「な、何!?」
辺り一面吹雪になった。そう、これが僕達の反撃だったからだ・・・

第十一章 ~終~
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