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第八章 素人と達人 ~銃~
7回戦目 ミストラルVS龍宮真名
剣豪「ミストラル、この試合勝てるのか?」
ミストラル「正直勝てないと思います・・・」
ミストラルは不安そうに言った。それもそうだ、実力の差がありすぎたからだ・・・
剣豪「ミストラルなら勝てるよ」
ミストラル「でも・・・不安なんです」
僕はミストラルを抱きしめた。
ミストラル「剣豪さん?」
剣豪「この試合・・・絶対に勝って来い、自信を持つんだ」
ミストラル「剣豪さん・・・分かりました!」
ミストラルは元気を出した。励ましてよかった・・・
刹那「真名、この試合勝てるのか?」
真名「勝てる、と思うな」
刹那「そうか・・・」
真名「だが、あの女・・・油断すると負けるかもしれないな」
刹那「珍しいな、真名がそんな事言うのは」
真名「私だって負けたくないんだ・・・」
真名は強気のようだ。だが、この試合何か起こるな・・・
ネギ「そろそろ始めてもいいでしょうか?」
ミストラル「いいですよ」
真名「構わないぞ」
ミストラルと真名は交差点の中央に行き、準備をした。
真名「緊張してるのか?」
ミストラル「え、ええ・・・」
真名「・・・力を抜いて戦った方がいいぞ」
ミストラル「力を抜いて、ですか・・・」
真名「そうだ、そうでなければ本気で戦えないぞ?」
ミストラル「そうですね、すみません・・・」
真名「謝るな」
あの二人、意外と仲良しなんだな・・・
ネギ「お二人とも、準備はいいでしょうか?」
ミストラル「いいですよ!」
真名「構わないぞ」
ネギ「分かりました、では・・・始めてください」
始まった。実力の差がありすぎた戦いが・・・
ミストラル「いきます!」
ミストラルは剣を抜き、真名に向かって走り出した。
真名「いくぞ・・・」
真名は銃を取り出し、ミストラルに向かって撃ち出した。
ミストラル「わわっ!」
ミストラルは慌てて防御した。すると、
真名「全部防いだ?こんな事が・・・」
ミストラルは真名が撃った銃を全部防いだ。真名は焦り始めた、その時・・・
ミストラル「もらったー!」
ミストラルは真名に斬りつけた。だが、
真名「私に苦手な距離はない」
真名は近距離で銃を撃ち、ミストラルの肩に命中させた。
ミストラル「くっ・・・」
ミストラルはその場に倒れこんだ。
真名「終わったな・・・」
ミストラル「いえ、まだですよ・・・」
ミストラルは立ち上がった。肩の痛みを抑えて・・・
真名「おい、それ以上やると肩が・・・」
ミストラル「負けられないんですよ、この試合は・・・!」
そう言うとミストラルは前に走って剣を力強く横に振った。
ミストラル「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
真名「見事だ・・・」
真名はその場に倒れこんだ。勝敗は決まったようだ・・・
ミストラル「私、勝ったんですか・・・?」
剣豪「ああ、勝ったんだよ。ミストラル」
ミストラル「剣豪さん・・・やりましたよー!」
ミストラルは僕の所に駆け寄って抱きついてきた。
剣豪「おい、無理すると肩の傷が・・・」
ミストラル「え?痛た・・・忘れてました」
剣豪「忘れるな、今治療してやるよ」
ミストラル「すみません・・・」
剣豪「謝るな、いい試合だったぞ」
ミストラル「嬉しいです・・・」
ミストラルは照れて言った。本当、よくやったよ・・・
刹那「真名、まさかお前が負けるとはな・・・」
真名「油断した、けど・・・」
刹那「けど?」
真名「いや、何でもない」
刹那「?」
7回戦目の結果。 ミストラル 勝ち 龍宮真名 負け
次の対戦枠発表。
8回戦目 剣豪VS雪広あやか
9回戦目 エヴァンジェリンVS桜咲刹那
10回戦目 武鍍VS零
ミストラル 休み
という組み合わせになった。
剣豪「この時が来たか・・・」
あやか「やりにくいですわね・・・」
第八章 ~終~