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ハヤテのごとく!が大好きな管理人の日常を描くブログです。
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第十四章 麻帆良の異変 ~学園~
朝。場所、森。
トレイズ「朝ですか・・・」
私は夜からずっと見張りをしていました。何も起こらず、朝を迎えました・・・
木乃香「トレイズさん、おはようさん」
木乃香さんが一番に起きて、私に話しかけてきました。
トレイズ「おはようございます、木乃香さん」
木乃香「体は大丈夫なん?」
トレイズ「ええ、貴方達を守ったのですから」
木乃香「かっこええわ~」
トレイズ「そうでしょうか?私は当然の事をしたまでの事・・・」
木乃香「ちゃうよ、トレイズさんは優しいんよ」
トレイズ「私が、ですか?」
木乃香「せやで~、えーい!」
そう言うと、木乃香さんは私に抱きついてきました。
トレイズ「ちょっと、木乃香さん・・・!?」
木乃香「えへへ~、嬉しい?」
トレイズ「嬉しいですが・・・何故抱きついたんですか?」
木乃香「それはな・・・ご褒美で、ええん?」
木乃香さんは照れながら言いました。後で殺される・・・
トレイズ「ご褒美なら、嬉しいですよ・・・」
木乃香「そうか~、良かった~」
本当に良かったのでしょうか・・・?
トレイズ「木乃香さん、いつまで抱きついてるんですか?」
木乃香「え~とな・・・ずっと!」
トレイズ「ずっとですか・・・って、ええ!?」
私は驚きました。まさかこの後って・・・
木乃香「ウチな、トレイズさんの事・・・好きになったんや」
トレイズ「好きになったんやって、何故好きになったんですか?」
木乃香「それはな・・・純粋な所、かな」
トレイズ「純粋?私がですか?」
木乃香「うん!後かっこいいしな」
トレイズ「でも・・・私で、良いんですか・・・?」
木乃香「え?トレイズさん、ウチの事・・・嫌いなん?」
トレイズ「嫌いではありませんが、本当に私で良いんですか?」
木乃香「うん、ええよ」
トレイズ「分かりました、この事が終わったら・・・私が木乃香さんを守りますね」
木乃香「トレイズさん!ウチ嬉しいわ~」
はぁ・・・本当に良かったのでしょうか・・・でも、幸せを感じますね。
トレイズ「そろそろ皆さんを起こしましょうか?」
木乃香「うん、皆~。朝やで~」
私と木乃香さんは皆さんを起こしました。至福の一時、だったのでしょうか・・・

数分後
明日菜「トレイズさん、これからどうするの?」
トレイズ「すぐに目的地に向かいます」
あやか「ここから近いのでしょうか?」
トレイズ「急げば近いですね」
裕奈「じゃあ走って行くの?」
トレイズ「ええ」
亜子「走って大丈夫なん?」
美空「大丈夫じゃない?皆足速いと思うしさ」
アキラ「それはそうだけど・・・」
まき絵「いいんじゃない?その方が皆と会えるかもしれないし」
木乃香「うん、トレイズさん」
トレイズ「何でしょうか?」
木乃香「指示、出してくれへん?」
トレイズ「指示、ですか?」
あやか「そうですわね、今頼りになるのはトレイズさんなのですから」
アキラ「うん、しっかりしてるし」
まき絵「頼りになるしねー」
明日菜「トレイズさん、できる?」
トレイズ「分かりました。皆さん・・・一気に行きますよ!」
全員「おーっ!」
私達は森を出て、目的地に向かって走り出しました。

昼。場所、麻帆良学園。
トレイズ「着きましたよ」
明日菜「ここって・・・」
まき絵「麻帆良学園、だよね?」
美空「何であるの?」
トレイズ「ここは貴方達の世界の未来の姿なんです」
全員「ええーっ!?」
そう、私達は今未来の麻帆良学園にいるのです。ただ、様子がおかしいような・・・
木乃香「トレイズさん、あれって・・・」
木乃香さんがある所に指して言いました。
あやか「あれは・・・世界樹、ですわよね?」
トレイズ「はい、そうです」
裕奈「でも何であるの?」
トレイズ「それは分かりません」
アキラ「他の建物が壊れてるけど・・・」
亜子「誰がやったか分かるん?」
トレイズ「それは・・・!」
私は何かに気付きました。
美空「どうしたの?」
トレイズ「今、嫌な気配が・・・」
明日菜「私も・・・」
木乃香「ウチもや・・・」
あやか「私もですわ・・・」
まき絵「どうしたの、皆?」
アキラ「大丈夫?」
裕奈「皆何か変だよ?」
亜子「どこか体悪いん?」
トレイズ「皆さん・・・今から世界樹の方に行きますが、準備はいいでしょうか?」
木乃香「ウチはいつでもええで」
明日菜「大丈夫よ」
あやか「大丈夫ですわ」
アキラ「大丈夫だよ」
裕奈「問題ないよ」
亜子「大丈夫や」
まき絵「大丈夫だよ~」
美空「いつでもいけるよ」
トレイズ「では、いきます!」
私達は世界中の方に向かいました。嫌な気配は凄くしますが・・・

昼。場所、麻帆良学園世界樹前。
???「終わりだー!」
???「うわぁーっ!」
明日菜「今の声・・・ネギ!?」
トレイズ「それにこの気配、まさか・・・」
私達は世界樹前に着きました。しかし・・・
裕奈「何なの、あれ・・・」
アキラ「皆が・・・」
美空「生きてるのかな・・・?」
亜子「血・・・アカン・・・」
あやか「何という事を・・・」
木乃香「酷い・・・」
そこには、血まみれで倒れている人達がいた。恐らく倒れているのは、明日菜さんが言ったネギ先生・・・そして、奥にいるのは・・・
???「おや、貴方は・・・トレイズさん、でしたよね?」
トレイズ「和平・・・何をしたんですか・・・?」
私は和平に睨みつけて言いました。
和平「私ではありません、そこの二人がやりました」
トレイズ「二人・・・?」
良く見ると、和平の前に二人の男女がいました。
トレイズ「貴方達は・・・?」
十夜「俺は朝霧十夜だ」
沙夜「私は朝霧沙夜です」
明日菜「あんたたちがネギを怪我させたの!?」
あやか「許せませんわ!」
十夜「そいつだけじゃない、良く見ろ」
トレイズ「え・・・?」
私達は周りを見てみました。そこには、
裕奈「超!古菲!」
アキラ「二人とも、大丈夫!?」
超さんと古菲さんが倒れていました。かなり血は流していました・・・
亜子「アカン・・・ウチもう・・・」
亜子さんは倒れそうになりました。
美空「亜子!」
まき絵「亜子、しっかりして!」
美空さんとまき絵さんは倒れそうになった亜子さんを支えました。
木乃香「今ウチが治してあげるからな!」
木乃香さんは超さんと古菲さんの怪我の治療をしました。
トレイズ「ネギさん、走れますか?」
ネギ「はい、何とか・・・」
トレイズ「そうですか。皆さん、一旦退きますよ!」
私は超さんを背中に担いで、明日菜さんは古菲さんを担いで、一旦ここを離れました。
和平「逃げましたか、逃げる事はできないのに・・・」

昼。場所、麻帆良学園内部。
トレイズ「ここまで来れば安全でしょう」
明日菜「そうね」
私と明日菜さんは超さんと古菲さんを背中から降ろしました。
木乃香「二人とも、しっかりして!」
木乃香さんは再び超さんと古菲さんの治療をしました。
あやか「ネギ先生、大丈夫ですか?」
ネギ「大丈夫ですよ、いいんちょさん。少し休んでも、いいでしょうか?」
あやか「構いませんわ。ゆっくり休んでください」
ネギ「分かりました、何かあったら起こしてください」
あやか「分かりましたわ」
ネギ先生は眠ってしまいました。無理もないでしょう、あの傷では・・・
裕奈「亜子、大丈夫?」
亜子「一応、大丈夫や・・・」
アキラ「無理しない方がいいよ・・・」
まき絵「休んでていいからね」
亜子「分かった、少し休むわ・・・」
亜子さんは横になりました。血が苦手なのでしょうか・・・
美空「しかし、あの人達なんなの?」
トレイズ「あの人達は・・・ここの世界を支配しようと企む、今回の元凶です」
あやか「元凶、ですか?」
トレイズ「はい、あの人達が貴方達をこの世界に呼び込んだんです」
明日菜「あの空間のせいで?」
トレイズ「恐らくは・・・今は休んでください、追っては来ませんから」
全員「はい」
私達は一時休む事にしました。しかし和平のやり方、酷すぎます・・・

第十四章 ~終~
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